お引越しや転勤などにより県内に住まわれる皆さまは、新しい生活を送る上で、新しい土地の氏神様がどちらなのかお知りになりたいかと思われます。
愛知県神社庁としても、ご案内させていただきたいところではございますが、近年では、市町村合併などにより旧来の地名が改められたり、大規模な宅地開発や団地の造成などが行われるなどしており、その都度、地域の方々が協議をされ氏子区域を改めながら定めているのが実情です。
それにより、必ずしも近くの神社がそのまま氏神さまではない場合もあり、複雑化しています。また、神社や地域の歴史的な経緯によって複数の神社の氏子である場合もあります。

そのため、まずは以下ように地域の方々にご相談し、ご確認されることをお薦めいたします。

 ◆まずは、近隣にお住まいの方にお聞きください。

  氏神さまの所在地とともに、氏神さまのお祭りや神札のことなど、従前に住んでおられる方に聞かれると理解が深まるはずです。

 ◆お住まいの地域の役員さんにお聞きください。

  町内の役員さん(町内会長さん、町総代さん、区長さん、氏子総代さんなど)は、地域の行事やその様子をよくご存知ですので、ご相談されるとよいでしょう。

 お力になれないことも多いですが、どうか同じ愛知県に住む皆さまが、それぞれの氏神様に守られ、幸せで豊かな生活を送られますよう、心よりご祈念申し上げます。

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ご参考

氏神様と崇敬神社の違いについて神社本庁

全国の神社については、皇祖(こうそ)天照大御神(あまてらすおおみかみ)をお祀りする伊勢の神宮を別格の御存在として、このほかを氏神神社と崇敬神社の二つに大きく分けることができます。
氏神神社とは、自らが居住する地域の氏神様をお祀りする神社であり、この神社の鎮座する周辺の一定地域に居住する方を氏子(うじこ)と称します。
元来は、文字通り氏姓を同じくする氏族の間で、自らの祖神(親神)や、氏族に縁の深い神様を氏神と称して祀ったことに由来し、この血縁的集団を氏子と呼んでいました。現在のような地縁的な関係を指しては、産土神(うぶすながみ)と産子(うぶこ)という呼称がありますが、地縁的関係についても、次第に氏神・氏子というよびかたが、混同して用いられるようになりました。
これに対して崇敬神社とは、こうした地域や血縁的な関係以外で、個人の特別な崇敬等により崇敬される神社をいい、こうした神社を信仰する方を崇敬者と呼びます。神社によっては、由緒や地勢的な問題などにより氏子を持たない場合もあり、このため、こうした神社では、神社の維持や教化活動のため、崇敬会などといった組織が設けられています。
氏神神社と崇敬神社の違いとは、以上のようなことであり、一人の方が両者を共に信仰(崇敬)しても差し支えないわけです。

氏神様について東京都神社庁

それぞれの地域に密着した、大切な守り神である氏神さま。ここでは古代から現代までの氏神さまの歴史をご説明いたします。
古い時代、氏神さまとは血縁関係にある氏族が共通におまつりする神さまのことで、その氏族の祖先神であったり、氏族にかかわりの深い神さまであったりしました。
祖先神としては、中臣氏(なかとみし)が天児屋命(あめのこやねのみこと)を、忌部氏(いんべし)が天布刀玉命(あめのふとたまのみこと)をおまつりしています。祖先神以外では、物部氏(もののべし)が神剣に象徴される布都御魂(ふつのみたま)を、さらに奈良時代になると、藤原氏が鹿島や香取、春日の神さまなどを、氏神さまとして信仰するようになりました。
時代が下ると、その地域の土地をお守りする産土神(うぶすながみ)や鎮守(ちんじゅ)さまとのはっきりした区別がなくなり、これらの神さまを合わせて氏神さまとしておまつりすることが多くなっています。
氏神さまに対し、その氏神さまを信仰している人々を氏子(うじこ)といいます。氏子は人生儀礼などの際に氏神さまをお参りし、健やかで幸せに暮らせるよう祈願します。
古い時代の氏子とは、血縁関係にある一族のことを指していましたが、その氏族の土地に暮らし、氏族と一体となって暮らしを営んでいる人々も含めて氏子と称するようになりました。現在ではさらに広義にとらえ、その氏神さまの周辺の地域に居住している人々や、お祭りなどの儀礼に参加する人たち全体を氏子と呼んでいます。

 

愛知県神社庁

愛知県名古屋市熱田区神宮1-1-1
TEL:052-682-8041 / FAX:052-683-1748